第110回   戦い済んで・・・

第110回   戦い済んで・・・
- 2017年11月3日

戦い済んで・・・
衆議院議員選挙が終了しました。蓋を開けてみれば、自民党の圧勝でした。大分県でも1・2・3区とも自民党議員が当選し、「やったー!!」と思いましたが、落ちた野党の3人とも比例復活。「なんじゃあ、こりゃー!!」。しかし、よくよく考えると、大分県から6人もの衆議院議員を輩出したことになるので、ここは6人全員で大分県のために精一杯、汗を流して欲しいと思います。
それにしても、今回の選挙、小池さんが色々見せてくれて、我々は退屈しませんでした。都議会議員選挙で圧勝した勢いを借りて「希望の党」を作ったものの、「排除」という言葉を使ったために、「いじめられっ子」が「いじめっ子」に変身したと評価され、皆から総スカンを食いました。いつの間にか「希望の党」が「失望の党」へと変貌を遂げていました。小池さんに乗っかった議員は憐れです。元特捜検事の若狭勝さん、比例復活も叶わず落選。一応「引退する。」とは言っているようですが、またいつか政治家を目指すのでしょうか。それとも、ヤメ検(注①)が集った弁護士事務所にでも就職するのでしょうか。他方、山尾志桜里さん、「不倫はしていない。」と、元検事にはあるまじき明らかに虚偽の弁明をしていたものの、その痛々しさが功を奏し、見事、当選を果たしました。
このように、今回の選挙、まだまだドラマが色々ありますが、やはり、最後に勝つのは地道にコツコツと国民・県民のために政策を実行していこうとする政治家の愚直な姿勢ではないでしょうか。小池さん人気が急落するのを見て、「日本国民も捨てたものではないぞ。」と思ったのは、私一人ではないでしょう。
選挙の前後、小池さんのことを考えながら小池さんに捧げるべく短歌を何首か作ったので、恥ずかしながら披露させていただきます。

・ 小池さん 二足のわらじ履いたけど
足がもつれて スッテンコロリン
・ 「排除」した つもりがいつか 「排除」され
石もて追わる 小池さんかな
・ 小池さん 知事の座すわり旗を振る
今川負けた 桶狭間かな
・ 小池さん 希望の次は失望か
なりたくはなし 絶望の党
・ 小池さん 希望の党を立ち上げて
都民の希望 ゴミ箱の中
・ 「二兎追う者 一兎を得ず」と人の言ふ
豊洲と築地 都政と国政
(おまけ)
・ 大分は敗者全員復活す
国を挙げての失対事業か
・ スジ通し 男を上げた枝野さん
七福神の耳たぶ効果か

注①「ヤメ検」・・・定年を待たず、検事を途中で辞めた人のこと。