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第89回   四苦八苦

                                                          - 2015年12月4日

四苦八苦

 先日お会いした和尚さんから次のようなお話を伺いました。
「一切皆苦」これはおよそ2500年前にお釈迦様が残した言葉です。仏教はまず苦を自覚することからから始まります。
人にはまず身体における四つの苦しみがあります。
 1つ目は「生まれる苦しみ・生きていく苦しみ」
 母親が経験する出産の苦しみは、昔から青竹を握りつぶすほどの苦しみであるといわれていますが、生まれてくる子供の苦しみは、それとは比較にならないほどの苦しみであり、あまりの苦しさに過去世を忘却してしまうそうです。また、人は生きていく上で様々な苦しみを経験します。
 2つ目は「老いる苦しみ」
 人間は「ホギャー」と生まれた瞬間から死へ向かっており、それを止めることは誰にもできません。顔のしわもゆるんだ体型も年輪を重ねた結果であって、アンチエイジングの数々の商品も僅かな気休めにしかなりません。
 3つ目は「病気による苦しみ」
 お釈迦様は、この世には四百四病があり、地球滅亡の日までどんなに科学が進んでも病は無くならないと残されているそうです。確かに、これだけ医学が進歩しても癌ひとつ征圧することはできていません。そればかりか、世には狂牛病、エイズ、マーズ、サーズ、鳥インフルエンザ等新しい病気が次から次へと現れています。治療薬も最初は効果があってもすぐにそれを上回る耐性菌が出現して所謂いたちごっこ状態になっています。
 4つ目は「死の苦しみ」
 人間として生まれて誰一人例外なく迎えるのが死であり、それは何時やって来るかも判りません。全ての生き物には死を避けようとする本能があり、人間にも死にたくないという願望があります。これは、死の世界が暗く、誰も見たことがない不安な所(地獄・餓鬼・畜生界)であると考えられていることによるものです。
 以上が「生老病死」といわれる四苦にあたります。

またさらに、心による四つの苦しみがあるそうです。
 1つ目は「愛別離苦」(あいべつりく)
 愛する人と別れることほど辛いものはありません。父母や夫妻、親子の関係等どんなに相手を愛していようと必ずいつの日か別れは訪れます。永遠はありえないのです。
 2つ目は「怨憎会苦」(おんぞうえく)
 恨み憎むものと会いたくなくても会わなければならない苦しみです。いじめの世界や嫁姑の関係が一般的です。
 3つ目は「求不得苦」(ぐふとくく)
 人間には欲望があります。欲しい物が手に入らない時や自分の望むようにならない時の苦しみです。これが高じると犯罪に結びついたりします。
 4つ目は「五縕盛苦」(ごうんじょうく)
 食欲、性欲、睡眠欲等この身を持っているが故に誰もが避けられない苦しみです。

 以上、この身に受ける苦しみ四つと心に起こる苦しみ四つで「四苦八苦」と言われるそうです。私たちの日常の挨拶にも「調子はどうですか?」「四苦八苦ですね。」などとよく使われる言葉になっていますが、仏教用語だったのですね。
 四苦八苦の人生だからこそ、些細なことにも感謝して、周りの人へも優しく思いやりをもって接していくことが大切だと考えさせられた一日でした。
 今年もあとわずか。来年は私及び事務所にとって大きな転機となりそうな1年です。どうか、よいお年をお迎えください。






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