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第88回   思索の時間

                                                          - 2015年11月6日

思索の時間

 「思索」とは、現象の持つ根本的意味や、現象と現象の関連などを純粋に理論的に突きつめて考えることとされています(新明解国語辞典より)。
 皆さん方は日常生活の中で思索の時間をお持ちでしょうか。大半の人々が日々の生活に追われ、思索の時間など持てないものと思います。私の事務所の弁護士なども事件に追い立てられ、おそらく思索する時間を持つ余裕はありません。
 ところで、私は今年58歳になりますが(12月23日・・・天皇陛下の誕生日と同じ日に生まれました)、ここ数年の間に、私の父親をはじめ、叔父や叔母、いとこ、友人、知人などかなり多数の人が亡くなりました。つい先日は、私の幼なじみの死亡という訃報に接しました。人の死に多数直面すると必然的に自分の「生」について考えざるをえなくなります。
 私自身、これまで深い思索を行ったことはありませんでしたが、毎朝5時半に家を出発し、まだ空にある星を眺めて事務所までの1時間弱を歩く間に、仕事は勿論のこと、人間の死や生、家族のこと、国のこと、ふるさとのこと等々を考えてしまいます。「自分の今までの生き方でよかったのだろうか。」「親に対して孝行はちゃんとしただろうか。」「子どもに対してはちゃんとした親だったのだろうか。」「職場においてはきちんと貢献できているだろうか。」「地域に対してはちゃんと役立っているだろうか。」「ふるさとに対しては思いやりを持って接しているだろうか。」「今後、どのように生きていくべきか。」等々を考えながら歩いています。弁護士として、長年、様々な人や組織の争い事に関与し解決してきましたが、中には当然のことながら私を恨んでいる方もいるかと思います。それが「弁護士の宿命だからやむを得ない」と言ってしまえばそれまでですが、果たして「それでよかったのか。」などと考えたりすることもあります。20年前の離婚の裁判で親権の争いになった赤ちゃんがもう既に成人に達しているでしょうが、今、どんな大人になっているのでしょうか。10年前に重大な刑事事件を起こして服役した人から出所後、「ありがとうございました。」という手紙をいただくこともありましたが、社会に溶け込めているのでしょうか。30年前に大災害の被害に遭われ亡くなられた遺族の方々の代理人として裁判を行いましたが、この遺族の方々の悲しみはもう消えたでしょうか。などなど、今まで行った弁護士としての活動を振り返るのも私の毎日の日課となっています。あと何年間この世に「生」を受け続けられるかわかりませんが、今までの来し方を振り返り、また将来を見据えながら一歩一歩進んで行くしかないと考える今日この頃です。皆様方も是非、一日に一度、「思索の時間」を設けてみてはいかがでしょうか。






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