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第59回  「 80歳の快挙 」

                                                         - 2013年6月7日

80歳の快挙

 プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが80歳で世界最高峰のエベレストへの登頂に成功しました。御本人にとっては3度目のエベレスト登頂のようですが、80歳という高齢での登頂は世界初とのこと。
 正直言って、これは本当にすごいことです。80歳で登山ができるということは健康でなければならないのは勿論のこと、それだけの体力も養っていなければなりません。テレビなどを見ていると、三浦さんは低酸素状態でのトレーニングは欠かさず、また、毎日何十キロもの重いリュックを背負い、足には重しを付けて何時間も歩いてトレーニングをしていたとのこと。びっくりさせられます。登山をしない人にはわからないかも知れませんが、まず、一番に大変なのは、高度が高いため高山病の危険性があるということです。久住山の一番高いところで1800m弱ですが、下手をするとこのあたりでも高山病の兆候が現れる人はいます。富士5合目が約2300mですが、ここに着いた段階で、私などは耳鳴りが始まります。そこで、体を慣らさせずにいきなり登り始めると、どんなに若く屈強な男性でも6合目に達するか達しないかのうちに高山病になってあえなくダウンするということになります。高山病が悪化すると、幻聴・幻覚が始まり、最終的に桃色の水を吐いて(肺水腫になり)死に至るのです。酸素が薄いということは、それだけ体に対して重大なダメージを与えるものなのです。しかも、高度8000mなどという状態では酸素が地上の3分の1しかありませんので、いきなりその地点に人間が置かれたら死に至るのは明らかでしょう。

 以前、ヒマラヤでトレッキングツアーに参加した人が雪崩に遭い九死に一生を得たという事件で、その旅行を企画したツアー会社に対して損害賠償の請求をしたことがあります。そのとき、依頼者の方からお話をお伺いしました。窒息死・圧迫死等で即死することもあるのですが、雪崩に遭って一番大変なのは、自分が雪の中で上を向いているのか下を向いているのかわからないということだそうです。雪の中で幸い手が動いたとしても、間違って下の方に掘っていけば雪の中から這い出ることはできません。その人の場合は、たまたま身体が上を向いていたため掘ったところ、何とか表面に出られたので九死に一生を得たとのことでした。このような雪崩の危険性も常につきまといます。
 また、ある本に書いていましたが、8000mを超える場所はもはや人間の力ではどうにもならない神のみぞ知る場所だそうで、生きるかどうかは本当に神に委ねられているそうです。したがって、そのような場所で死んだからといって、地上に遺体を持ち帰るなどということは不可能に近いようです。三浦さんの快挙のニュースの直後に日本人登山家の女性がヒマラヤで力尽きて死亡したというニュースも流れていましたが、まさに人間の生命を奪う危険性のある山それがヒマラヤなのです。そのような中で3回も、しかも80歳という高齢にもかかわらず、登頂を成し遂げた三浦さんは本当にすごいとしか言いようがありません。心の底から拍手を送りたいと思います。





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