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第29回  国家の矜持

                                                        - 2010年12月10日  

国家の矜持

 私の自宅の裏山に2頭の野良犬がいます。毎日、自宅の庭を囲っている金網の近くまで来て、庭の中で放し飼いにしている私の家の飼犬を挑発しています。また、吠えながらすぐ近くまでやって来て、今にも襲いかかりそうな形相で私と2頭の犬を威嚇します。1年ほど前、野犬狩りで2匹ほどの仔犬が捕獲されていましたが、その時の生き残りだと思います。
 野良犬ですから、危険を承知で自分でエサを獲り、大きな敵と戦ってでも自分で自分の身を守らなければなりません。誰も守ってくれません。
 これに対し、我が家の飼犬は、金網で囲まれた庭という安全な場所で、自らエサを獲る苦労をすることなく、平和な生活を送っています。気になるのは成人病などくらいです。

 まさに、人間に飼い馴らされた、「ポチ。」
 どちらが本来の犬の姿なのでしょうか。

 確かに、野良犬は我々人間社会にとっては迷惑な存在です。できれば、いない方がいい。しかし、野良犬にしてみれば、誰も守ってくれない以上、虚勢を張り、威嚇し、場合によれば自分より強い敵と戦い、生命を維持するためにゴミ置場の生ゴミをあさったり、山のモグラを襲ったりしなければなりません。これが犬としての本来の姿なのではないでしょうか。

 北朝鮮が韓国に砲撃を行いました。極めて危い「瀬戸際外交」ですが、北朝鮮が、何となく裏山の野良犬と重なって見えてしまうのです。どの国も守ってくれない以上、周辺に迷惑と思われようと、独立国としての矜持を持ち続けるために瀬戸際外交を繰り返すしかないのでしょう。しかし、自分の国は自分で守る、というのが独立国の本来の姿だと思います。他の国をアテにし、他の国に守ってもらう国は独立国とは言えません。その意味で、北朝鮮は、未だ独立国としての矜持を持っていると評価できます。

 裏山の野良犬が北朝鮮なら、我が家の飼犬はどこの国でしょう。・・・その通り、日本です。アメリカに守ってもらっている飼犬「ポチ」。アメリカが守ってくれると考え、自らを守ろうとせず、アメリカにばかりシッポを振る「ポチ」。
 独立国としての矜持のない日本は、決して北朝鮮を笑うことはできないと思うのであります。



 ≪第28回 法曹の質 第30回 「忠」について≫ 


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