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両親の扶養義務について

 


私は、10年ほど前から両親とは絶縁状態になり、全く連絡は取っておらず、専業主婦をしながら夫と暮らしていました。ところが、先日、兄から連絡があり、両親が体調を崩して入院しており、退院の目処が全く立っていないとのことでした。兄は、今後、両親の医療費や生活費がかなりかかることが予想されるため、私も両親に対して経済的援助をするよう求めてきました。しかし、私方の生活も厳しく、とても援助できる余裕はありません。兄の請求に応じなければならないでしょうか。






 ご相談にあるような年老いた親に対する子の扶養の問題は、近年の高齢化社会において、ますますクローズアップされている問題です。まず、扶養制度一般について説明すると、生活が困窮している親族に対しては、その者と一定の親族関係にある者は、経済的な援助を与えなければならない義務が法律上課せられています。これを扶養義務と言います(民法877条以下)。経済的に困窮している者への援助の方法としては、生活保護などの公的扶助制度と、親族間で行われる私的な扶養がありますが、親族による扶養の方が優先されることになっています。
 では、どのような親族関係にある者に扶養義務が発生するのかについてですが、まず、直系血族と兄弟姉妹については当然にお互いに扶養義務が発生します(民法877条1項)。さらに、3親等内の親族間においては、特別な事情があるときに限り扶養義務が発生します(同条2項)。そして、扶養義務者が複数いる場合、まず当事者間で協議して扶養する順序を決め、決められないときは家庭裁判所で決めることができます。具体的な扶養の方法については、やはり当事者間や家庭裁判所で決めることになりますが、扶養される者や扶養義務者の経済状況や資力、従前の関係などを基に決めることになります。
 よって、ご相談者の場合も、ご両親に対する扶養義務があることは明らかですので、お兄さんと協議して扶養の具体的な方法を決める必要があり、協議がまとまらない場合は家庭裁判所で判断してもらうこともできます。
 なお、ご相談者の場合、専業主婦であるためご自身の収入はないと思われますが、専業主婦だからといって当然に扶養義務がないというわけではありません。夫の収入のうち自由に使える限度で扶養能力が認められることもあります。



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